プルータスコラム
こんにちは!仙台支店の松田です。
弊社、KES活動の一環で東京ビックサイトで開催された「エコプロダクツ2016」を見学してきました。
エコプロダクツとは、「地球温暖化対策と環境配慮」と「クリーンエネルギーとスマート社会」を2大テーマに掲げ、アジアを代表する環境・エネルギーの総合展示場として、持続可能(サステナブル)な社会づくりを日本と世界、未来へ発信していくのが目的のようです。
大学や企業400以上のブースが並ぶ中、限られた時間内で見て回るのが難しかったので、
自分で印象に残った事や、勉強になったことを取り上げてみたいと思います。
(会社に関わることだけではなく、一個人の観点も含ませて頂きます)
【地球温暖化対策と環境配慮のブースより】
鉄は無限リサイクル
・鉄は分別が簡単にでき、リサイクルしても品質の低下が生じにくいので多様な製品に再生が可能。
・環境負荷(CO2排出量など)を考える時、素材の製造から製品の廃棄・リサイクルまでを含めた
LCA(ライフサイクルアセスメント)の視点で考えると、鉄は他の材質に比べ環境負荷が少なく、
優れた素材である。
※自動車で例えると軽量=低燃費の法則を現在覆すことが出来ず、重量のある鉄が他の材質に
切り替わっているのが現状のようです)
消火器のリサイクル
・古くなった消火器はいざという時に使えなかったり、そのまま放置していると事故につながる場合がある為販売店等にリサイクルを依頼する。(リサイクルの窓口は全国で5,000カ所以上)
・消火器の使用期限は業務用で10年。住宅用はおおむね5年。住宅用消火器は、消火薬剤
の詰め替えが出来ない構造になっているそうです。
・消火器を置いてはいけない場所
軒下や土の上、水回り(台所のような水がかかるところ)などに置いておくと、湿気で発生する
サビで消火器が弱ってしまう。
・消火器で消火する時、消火薬剤が届く距離はだいたい4~6m。
・消火器の使い方(最低限これだけは覚えておくといいでしょう)
[安全栓を抜く] → [ホースを火元に向ける] → [レバーを握る]
【クリーンエネルギーとスマート社会のブースより】
防災関連
・災害時に役立つ段ボールベッド
災害時、避難場所で長期間生活をしなければいけなくなった時にこの段ボールベッドは素晴らしいと感激しました。
災害が起こらないことが一番の願いですが、もしもの時の知恵として知っておくべきだと思います。
【食育のブースより】
食材は、生産、運搬などにかかるエネルギーも考えて選ぶ。
①旬の食材を選ぶ(旬以外の時期に栽培すると多くのエネルギーが必要になる)
②食べ残しを減らす(食品ロスを増やすだけではなく、調理に使ったエネルギーが無駄になってしまう)
③地産地消(運搬の為のエネルギーを考え、地元で採れたもの、国産品を選ぶ)
最後に...
環境に配慮した素晴らしい研究や設備をたくさん見せてもらいましたが、
まずは一人一人が身近な所からエコ活動を始め継続しながらまた新しいエコな知識を身に着け、それを繰り返していくのが自分で出来る事だと思いました。エコプロダクツでは自分で出来そうなエコ活動を導いてくれる要素が沢山ありました。
毎年開催されているので皆様も是非行ってみて下さいね。