プルータスコラム
こんにちは、田中です。
今回は、前回から続きまして「特殊鋼販売技士入門編講座」についてのお話を
書かせていただきたいと思います。
新人奮闘記六回目にして初の二分割です。
すみません、ちょっと文章が長くなりすぎました。
実は田中は昔から何かを書いていて気分がノッてくるとものすごーーーく!
文章が長くなるタイプです。
小中学校の作文も、高校の小論文やレポートも、大学の論文もすべからくそうでしたので
今思えば私の書いたものを読むとき、先生は面倒だっただろうなぁと思います。
……な の で 、
決してネタが無くて分けたとかではないですよ……!
そこは誤解しないでください。
私の名誉のために声を大にして言っておきます。(締め切りは伸ばしてもらいましたが)
さて、本題に入ります。
講義の中で田中が一番面白いと思ったのは
「金属の衝撃への強さは温度によって大きく変わる」
というお話です。
講座ではシャルピー衝撃試験の映像を流して説明して下さったのですが、
金属を冷やしたら脆くなってしまうというのはどうしてなのか、実は興味を持っていながらもこの仕組み、未だに理解出来ておりません…!
後から色々自分でも調べたところ、温度が低くなると脆くなるこの性質は一般的に
「低温脆性」
と呼ばれるそうですね。
なんでも、この性質は結晶構造が面心立方構造の金属(例えばNi、Alやオーステナイト系ステンレス鋼)には見られず、フェライト鋼などの体心立方構造の金属でのみ起こるそうです。
けれどその原因究明はされていないらしく…
他にも色々書いてはあったのですが、とりあえずガッツリ文系の田中には
説明文自体が既に難解すぎてさっぱりでした。
現在、流石に限界を感じて詳しい人にお話を伺っているところなので、
この件に関してはまた何かわかりましたら追記させて頂きたいと思います。
それでは、長くなりましたが今回はこのあたりで。
ありがとうございました!
おまけ。
上記についてお返事を頂きました…!
(※ご本人の希望により、お名前は伏せさせていただきます)
原文そのまま以下に記載致します。
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・シャルピー衝撃試験の目的
材料に衝撃を加えた時、どれだけのエネルギーを吸収したか、また衝撃に対し
もろいか ねばりがあるか を調べるテスト
※材料の温度によって吸収エネルギーが変化する。
・温度低下とともに吸収エネルギーは低下(弱く)なる
(例)つきたてのモチと凍らしたモチの違い
・材料にねばり(靱性)あるか、ないかの違い。
◎衝撃を受けた時に金属にねばりがあると壊れないが、硬さに優れた金属でも粘りがないと脆い。
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つきたてのモチと凍らしたモチの違い。
つきたてのモチと凍らしたモチの違い。
※大事なことなので二度言いました
もうなんというか、この一文だけで驚くほど理解が深まりました!
田中は難しいことを理解しようとする時 とりあえず食べ物に例える癖があるので
こうやってご説明頂きますとものすごく助かります。
単純な硬さの話ではなく、粘りの問題だったとは!
どうやら根本的に誤解していた挙句難しく考えすぎたようです。
確かに、凍らせたお餅は粘りませんね…!
すっきりと解決致しましたところで、今回は本当にここまでと致します。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました!